入試が変わる。そしてコミュニケーション教育が変わる。

佐藤優さんが、2020年の入試改革に関連して「こんな人材はもういらない。教育改革で20代、30代が学ぶべきものとは」というタイトルの寄稿をされています(リンクはこちら)。

この記事で指摘されている通り、実は大学入試は再来年から大きく変わります。
入試の形が変わると、当然のことながら学校での学びの形、学校外での勉強の仕方も大きく変わるはずです。

これからの人材が何をどう学べばいいか。
そのことについて佐藤氏は明快な(決して詳細ではないが)私見を示しています。

文科系、理科系、いずれの出身者も、英検、TOEIC、TOEFLなどの実用英語の試験を受けて、英語力を向上させることだ。現在、高校の「地理歴史」では「世界史」が必修科目だが、2022年の学習指導要領改訂では日本と世界との関わりを、近現代史を中心に学ぶ「歴史総合」という新科目、グローバルな視点で課題を解決する力を育てるための「地理総合」という新科目が必修になる。この知識を、社会人も身につけておく必要がある。さらにプログラム言語の知識も必要になる。

しかし、もっとも重要なのは、日本語で正確に文章を読み、他人の話を正しく把握し、自分の考えを正確かつ説得力を持つ形で書き、話す力だ。これから社会人教育がかつてなく重要になる。新時代に適用できる勉強をしない者は、20年後に確実に落伍してしまうからだ。

1つ目の段落は「英語と地理歴史とプログラミングやっとけ」というだけのことですが、個人的に大きく注目しているのは2つ目の段落に関する部分です。

文章や話から、他者の発信する情報を正確にインプットすることと、自分の考えを文章や話の形で正確に、しかも説得力を持ってアウトプットすること。

これが入試という形でどう問われるのかは未知数ですが、教育の現場でこのようなコミュニケーション教育がさらに充実していくことは間違いないと思っていますし、個人的にもそうなるための活動を続けています。小学校・中学校でのパブリックスピーキングの授業も3年目が終わろうとしており、来年度は量的にも、質的にも拡大することを志向しています。

新しい教育に貢献できるよう、自分自身もインプット、アウトプットの能力を絶えず陶冶していかなければと思う次第です。